環境用語集 『は行』

■ばい煙
燃料その他の燃焼、熱源としての電気の使用、合成、分解その他の処理により発生する硫黄酸化物、ばいじん及びカドミウムなどの有害物質をいいます。


■ばいじん
燃焼等によって生ずるすす等の固体粒子の総称をいいます。


■ハイドロフルオロカーボン(HFC)
水素、フッ素、炭素からなる特定フロンの一種で、塩素、臭素を含まないためオゾン層を破壊しませんが、地球温暖化の原因物質の一つです。


■BOD(生物化学的酸素要求量)
河川などの水の汚れの度合いを表す数値で、水中の有機物などの汚染源となる物質を微生物によって分解されるときに消費される酸素量をmg/Lで表したものです。この数値が高いほど、水中の有機物質の量が多いことになります。アユは2mg/L、コイは3mg/L、フナは5mg/L以下であれば棲めます。


■PRTR(Pollutant Release and Transfer Register)
PRTRとは、環境汚染物質排出・移動登録と訳され、工場・事業場が化学物質の環境への排出量や廃棄物としての移動量を自ら把握し、その結果を行政に報告し、行政が何らかの形で公表するものです。これにより化学物質の排出・移動量の登録を通じて、環境リスクが管理されます。


■pH(水素イオン濃度指数)
pHというのは、酸やアルカリの量ではなく、水素イオンの数の対数で、酸性、アルカリ性の強さを表したものです。数字が7のときは中性、7よりも小さいときは酸性、7より大きいときはアルカリ性になります。
レモンの汁は約2、ビールは約4です。水道水の水質基準は5.8~8.6と決められています。また、農業(水稲)用水は、6.0~7.5が望ましいとされています。


■ppm(Parts per million)
100万分の1を表す単位で、濃度や含有率を示す容量比、重量比のことです。1ppmとは、大気汚染物質の濃度表示では大気1m3の中にその物質が1cm3含まれていること、また、水質汚濁物質の濃度表示では水1kgの中にその物質が1mg含まれていることを表します。


■ビオトープ
生物を意味するBioと場所を意味するTopeから創られた合成語で、生態系として特定の生物群集が生存するうえで必要な空間の単位のことです。「自然」を「生物」を含めた一体のものとしてとらえ、人と生き物とが共存できる空間づくりを意図した言葉です。


■ピコグラム(pg)
一兆分の一グラムをいいます。


■不法投棄
廃棄物を、定められた方法に従って適切に取り扱わず、山林や水辺などに投棄することをいいます。不法投棄された廃棄物に含まれる有害物質は周辺の土壌、地下水や河川などに漏れ出し、汚染を引き起こす原因になります。


■浮遊粒子状物質(SPM)
すす、土ぼこり、花粉などの粒子状態で大気中に存在するもののうち、粒径10μm(マイクロメートル、千分の1ミリメートル)以下のものを浮遊粒子状物質と呼んでいます。大気中の滞留時間が長く、呼吸によって気管や肺に入りやすいことから、せき、たん、呼吸困難などを引き起こす原因物質の一つといわれます。


■ポリ塩化ビフェニル(PCB)
塩素を含んだ合成油の一種。塩素数により数種類ありますが、いずれも熱、化学分解、生物分解に対して安定です。熱媒体、絶縁油、ノーカーボン紙などに使われていました。人体に蓄積され、毒性が強いため、原則として使用が禁止されています。
